丁寧に食べるとは?
「あ~ 出汁飲みたい!」
この春、消化器系の疾患を患っていた時、一番食べたいと思ったものは、りんご、クラッカーだったと前回投稿しましたが、もう一つありました。
それは「出汁」です。
昔「しば漬けたべた~い。」というCMがありましたよね。
全く同じで「出汁飲みた~い。」状態でした。何でだろう?
作り置きの水出し昆布に、かつおの出汁を加え、そこに梅干しとお醤油をほんの少し加えて「いただきま~す♡」
ゆっくり一口ずつ味わっていくと、旨味成分と梅干しの酸味が口に広がり、食道を通って胃に。これが五臓六腑に染み渡る美味しさ。
「あ~ほっとする。」日本人のDNAが喜ぶ瞬間。
「美味しい」とか「ほっとする」という感覚は、一気に体がリラックスします。
この瞬間、体のこわばりがほどけるようになるんですよね。
食べ方は侮れない
健康でいたい。長生きしたい。その為に、基本である食事に関心が向くのは当然のこと。ましてや、コロナ感染が収まらない日々、免疫力アップは必須です。
その為に、食事、睡眠、運動、気分転換、太陽にあたるなど大切な条件と言われますが、では、食べ方はどうでしょうか?
元気な時って、「どのように食べるのか。」なんて余り意識しませんよね。ですが、体調を崩してみて、食べ方って無視できないことが、よくわかりました。
食べる瞑想
食べる瞑想という体験会に参加したことがあるんですけど、わいわいお喋りできないので、ひたすら食べることのみに集中します。
最初、いつもとリズムが違うなぁ~と思いながらも、噛む音がクローズアップされるような静けさの中、一口ずつ味わいながら、食べ物と向き合い、必然的に、自分に意識を向けていくようになります。
食べることに集中すると、「食べるって、エネルギーを使うんだ。」とか、咀嚼しながら「今、エネルギーチャージしている。」という実感が沸いてきます。
食べる瞑想を思い出し、実行してみると
食べ方を意識してみると、体は答えてくれるようで、気づいたことが色々ありました。
- よく嚙むと、唾液の量が増え、飲み込みやすくなる。
- 胃腸への負担が軽減される。
- 時間をかけて食べることになるので、少量で満腹に。
- 一口ずつよく咀嚼することで、味の変化に気が付く。
- 味覚、嗅覚など五感が冴える。
- 便秘解消につながる。
- 食べることに意識を向けると、自分を観察できるようになる。
ラジオで聞いたんですけど、よく噛むことは、脳への刺激にもなるそうです。
毎日「あれ、それ」を連発。よく噛もう。😁
とは言え、毎回こんな風に食べているわけではありませんが、胃腸を気遣うようにしています。また、今は無理ですが、皆でお喋りしながら食事するのも楽しいですものね~
丁寧に食事をとることは、自分を労わることに通じる。これは、体からのメッセージ。自分で出来るセルフケアーって、たくさんありそうです。
人参の葉は、天然のアロマテラピー
人参の葉を細かく刻んでいると、青々しい香りが鼻腔を刺激し、深呼吸すると新鮮な空気が肺を満たしてくれます。これもアロマテラピー、思わず笑顔に (^^♪