ヒュッゲなティーサロン

お茶とハーブ、セルフケアー、箱作り、セルフセラピーカード

マイ養生訓

 

 胃腸を休ませる

前回の続きです。

そもそも、普段から暴飲暴食はしないし、お酒(梅酒は時々)は飲まないのに、消化器が炎症したのはどうしてだろう?

加齢? 疲れていた? 早寝早起きしていなかった? ストレス? あれこれ理由は出てくるけれど、「きっとお腹が汚れているにちがいない。」腸が汚れていると血液も汚れ、問題が出てくる。という話はよく聞くので、妙に納得。

体を家に例えれば、新築時はピカピカでも、古くなればあちこち傷んでくるし、掃除を怠れば汚くなるしで、やはりメンテしなくてはなりません。

漢方の世界では、炎症とは「熱を帯びている状態」と解釈するそうです。

お腹を休ませ、浄化するための方法として「断食」は、有効手段ではあるものの、専門家に相談した方がいいので、とりあえず、プチ断食をすることにしました。

 

断食の効果

余談ですが、東洋医学の先生の指導のもと2回ほど断食経験があります。

断食スタート数日前から準備に入り、メニューに従い1週間断食したら休んで、後半1週間断食する。中日は、お腹空きすぎてきつかったんですけど、週の後半に向かい慣れていき、終了後は、尿はよく出るし、あんなに食べたかったデザートが、ほ・し・く・な・い。味付けは完全薄味でOK。体が軽くなり、変化ありありでした。

 

避けたもの

医師からのアドバイスにより避けた物は、油分、刺激物、硬い物、冷たい物、繊維質を多く含む食品。

また、体質的にパン食が続くと便秘になりやすいので、ここは思い切ってグルテンフリーに。実際、体が受け付けなかったので、肉、砂糖、乳製品も外しました。

 

何食べる?

じゃあ何を食べようか? 少ない選択肢と料理する気力も低いなか、とりあえず、スーパーを一巡りして、「これ食べたい。」と思ったものを選ぶようにしました。「この栄養価は、、」なんてあれこれ考えず、ピピッ!ときたものを信頼して食べる。すると、やっぱり「美味しい!」と感じるので、ピピッ!は大正解でした!(^^)!

 

ピピッときた物は?

りんご、クラッカーは飽きもせず食べていました。

りんごは、病人食の代表選手ですね。子供の頃、母が大根おろし器で摺り、ガーゼでこしてジュースを作ってくれたことを憶えています。

消化を助けるために、ビタミンCの宝庫であるローズヒップとハイビスカスのハーブティーで、「煮りんご」を作りました。定番になってきたレシピなんですが、作り置きできるのが魅力です。

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リンゴ甘酒

砂糖はとりたくないものの、甘いもの食べたい時、どうしよう。

代用品として、はちみつ、メープルシロップ、アガぺシロップ。そして、甘酒も代用できます。

甘酒と言えば、発酵食品。発酵と言えば、腸が喜ぶ(^^♪ 発酵、発酵♬ シンクロしたのか、「リンゴ甘酒」の作り方を見つけました!! 

発酵小豆を作りたくて、ヨーグルトメーカーを購入した直後だったので、いいタイミング。作り方もシンプル。乾燥麹、りんご、水だけ。ヨーグルトメーカー買ったかいがありました。

 

有難く参考にさせて頂いた「ハレルヤキッチン」さんの動画です。

youtu.be

 

容器内のつぶつぶは乾燥麹です。このままでもいいんですけど、ミキサーで撹拌して滑らかにした方が、使い勝手がいいです。

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りんご甘酒を使った米粉の蒸しケーキと豆乳 

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温ためた豆乳にりんご甘酒プロテインを混ぜたもの。優しい甘味にはまりました。

ここに、カモミールティーを少し加えると、マイルドなほろ苦さが、全体を引き締めてくれるので、気に入っている組み合わせです。 

作り方は、カモミールティーをストレートで飲む時より、少し濃いめに作ります。

カモミール大1に対して、熱湯100ml程度。蒸らし時間3分~5分。

但し、オリジナルドリンクなので、決まりはありません。

 

カモミールは、リラックス、発汗作用、そして、胃を保護してくれるという有難い効能があるんですけど、飲みたくなるのは、体が知っているんでしょうね。

一口メモ:カモミールには、ジャーマンカモミールローマンカモミールがありますが、一般的にお茶として使われるのは、ジャーマンカモミールで、ローマンカモミールは、精油として使われることが多いです。

 

 

「いちご甘酒汁粉」

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りんご以外の果物でも出来るかなと興味がムクムクと沸き、冷凍しておいた苺で「いちご甘酒」を作ってみました。

豆乳を加え、あれこれ白玉団子を投入。う~~ん?何かちょっと足りない、、季節はちぐはぐですが、冷蔵庫にあった桜餡を少し加えて完成。!(^^)! 

苺ミルクのような色合いが気に入り、「いいじゃない」と思いましたが、正直、りんご甘酒の方が美味しかったです。(笑)

 

3か月経過して

当初、避けていたものや食べられなくなったものを食べずにいると、体は慣れてきます。体質的に消化酵素が少ないようで、元来、脂っこい料理が苦手だし、他にもいくつか合わないものがありましが、まんべんなく食べよう、これは、○○にいいからと無理していたとさえ思えます。

今は、和食派。

魚、お肉だったら鶏肉。大豆製品、なるべく火を通した野菜。ぬか漬け。水分は、白湯やノンカフェイン関係、お茶は一日1杯程度。時々おやつ。

では、変化したことは? 

割合、早い段階から変化が起きました。腸のコンディションが整ってきたようで、お腹の張りが楽にり、消化も良くなってきました。時々、ぶり返すような症状が出ることがあっても、薬飲むまでには至らず、今のところ安定しています。

このことを医者に話をしたら、「和食は体にいいから、今の食事内容でいいよ。」「体のベースが出来てきたと思うので、今度薬を飲むとき、効果が高くなるはずだよ。」と言われたました。

体質に合った食事を見つけていくのも「マイ養生訓」また、新しい発見がありそう。