重陽の節句
重陽の節句と言えば、「菊」を思い浮かべますが、それ以外は、余り詳しくなかったので、ちょっと調べてみました。
日本には、1月7日人日の節句に始まり、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日と年5回節句がありますが、元々中国から伝わってきたそうです。
どの日も奇数が重なっていますが、数には、それぞれ意味があり、奇数は陽の数字。特に9は、一桁の位で一番大きな数なので、陽の気が一段と高まると言われ、この日は、不老長寿を祈願する節句となっています。
なるほど😏
重陽の節句に、菊酒を飲まれる方もいらっしゃると思いますが、お酒の代わりに、菊花茶を用意しました。
菊花茶は、中国のお茶ですが、菊は、目の乾燥や充血、頭痛、花粉症などに効果があるとされています。
以前、初めて飲んだ時は、「う~~ん、、ちょっと好みじゃないなぁ」と思ったので、それ以来ず~~っと長い間飲んでいませんでした。
今回、何年振りだろう?? ところが、「あらぁ!飲めるじゃないの。」
味覚は変わるものですね。
菊花に、蓮の実(胃腸、精神安定)
クコの実(滋養強壮、皮膚や目の酸化防止、免疫力効果。)
氷砂糖(肺をうろおす、夏ばて防止)
これらを足して、薬膳茶を作りました。最近はまっています。😊
菊花茶のすっきり感に、ほのかな甘味が合わさった優しいお茶になりました。
更に、欲張ってもう一つ。上記と似ていますが、中身が少し変わります。
白きくらげと梨が入っているんですけど、ちょっと分かりずらいですね😅
作り方
- 菊花茶を3分ほど蒸らしたら濾して鍋に淹れます。
- もどした白きくらげ、梨、蓮の実、氷砂糖を加え煮ます。
- 最後に、生姜シロップに漬けたクコの実を飾ります。
菊花茶だけなら、熱湯を注いで蒸らすだけでいいのですが、色々入れたので、鍋でコトコト蓮の実が柔らかくなるまで煮ました。
梨はシーズンですね。肺やのどを潤す働きがありますが、胃腸が弱い人は、温めるといいと思います。薬膳スープの材料にもなるくらいなので、試してみて下さいね。