ヒュッゲなティーサロン

お茶とハーブ、セルフケアー、箱作り、セルフセラピーカード

アメリカの医療費は高かった。

 

カリフォルニアの友人から連絡

カリフォルニアに住んでいる2人の友人から連絡がありました。スーパーは、相変わらず入場制限をしているため、買い物はもっぱらネット販売を利用。美容院は我慢。外出回数が減り、家の修理やペンキ塗り、日本の動画を参考に断捨離に励み、忙しくしている様子。もう一人の友人は、在宅勤務続行、長時間家で過ごしているので、動画や映画など見つくしてしまった~ 更に、ようやく感染者数が落ち着きはじめてきたところ、全米各地で起きたデモにより、カリフォルニアでは、夜間外出禁止令が発令。現在、落ち着いているようですが、彼女の願いはただ1つ。「穏やかな日常に戻りたい。」と言っていました。

私も同じ! そして、地球上の人、全員同感でしょう。

ロックダウン中の罰金

こんな話も聞きました。4月頃、ロックダウン中、自宅から5マイル(8キロ)から遠くに行ってはいけないというルールがあったそうですが、若者7人組が、ビーチに繰り出し、警官から職務質問を受け、1人1000ドル×7人=7000ドル罰金が課せられたそうです。日本の自粛要請と比べると、かかる圧が違いますね。

感染者の医療費は大丈夫?

最近、東京の感染数が増加してきたので気になりますが、アメリカのコロナ感染者もすごい数になっていますね。

昔、カリフォルニアで暮らしていた時、医療費が高くてびっくりしたことがあり、コロナに感染し入院している人、救急車で運ばれる人、薬や検査などあれこれ治療を受けた人、皆大丈夫だろうか?と気になってしまいます。

保険に加入していれば何とかなりますが、その保険料が高いんです!企業に属していれば、全額または一部負担など優遇措置が受けられますが、そうでない人は、家計に響いてくるので大変です。安い保険もありましたが、この病院だけという制約があり、不自由さがあります。まあ~何かと複雑でした。

膀胱炎で3000ドル

ある金曜の夜、血尿が出るほどの膀胱炎になり、ホームドクターは休診😢(;´Д`) 仕方なく、最寄の大学病院に行くことにしました。

まず、夜間受付で、開口一番

「ソーシャルセキュリティーナンバーと保険証を見せて下さい。」

ソーシャルセキュリティーナンバーとは、あのマイナンバーのことです。

そして、保険がどこまでカバーされているのか、また、過去の支払い状況などを確認され、許可されたら待合室に入れます。

ここからが大変でした(>_<)

延々と待たされ、時々、ナースが検温と問診に来て、ガソリンスタンドでも売っている解熱剤を一錠くれましたが、待てど暮らせどドクターは来ません。とにかく水分補給に努め、水2ℓ飲みほした結果、血尿が治まり始め、忘れた頃、ドクターがやって来て、2日分の抗生剤をくれただけ。「月曜になったら、あなたのホームドクターに連絡しなさい。」病院の外に出たら、空は白白と明るくなり始めていました。

それから、しばらくして、病院から請求書が届き

請求額が、3000ドル! 

内訳が、あれこれ列挙されていますが、7時間以上待たされ、ポケットティッシュのように、どこでも売っている解熱剤(TYLENOR)1錠、2日分の抗生剤で3000ドル! 

納得いかず、電話をしたところ、救急病院で受診したこと。そして、夜間診療は高くなるという理由でした。幸い、保険でカバーされましたが、自己負担として200ドル払いました。

日本の病院も待たされますが、3000ドルは請求されないでしょう。

また、別のケースで、ホームドクターと予約をとったことを忘れてしまい、その翌月、キャンセル料金100ドル請求されたこともありましたっけ😓

アメリカは、保険料金が払える人と払えない人の格差がある国。

「体調が悪くても、賃料を支払うために働かなくてはいけない。」とインタビューに答えていた話を聞き、膀胱炎で、救急外来に飛び込んだ夜を思い出しました。

良かったところ 

医療費が高い国ではありますが、2人目を出産、産婦人科、小児科、内科、歯科、整形外科など、まあ、色々なドクターにお会いし、各クリニックにお邪魔したわけですが、ここはさすがだな~いいな~と思った点は、たくさんありました。

小児科、小児歯科

特に、子供への対応は、超フレンドリー、とにかく怖がらせないことへの配慮がなされ、小児科も小児歯科も、ここは、ディズニーランドの入り口か!と思わされるような待合室で、ぬいぐるみやおもちゃがいっぱい。壁紙からドクターのネクタイ、ナースたちのユニフォームに至るまで、パステル調やキャラクターのデザインで溢れていました。

歯科検診においては、3歳ごろから定期的に通い始めますが、天井に、任天堂のゲーム機が設置され、好みのゲームソフトを選び、ゲームに熱中しているすきに、ドクターは、せっせと診察します。子供達は、口を開けたままゲームに夢中。終了後、「終わったよ。ゲームは楽しかったかい?いい子だったね~」と賛辞を贈り、好きなステッカーを選ばせてくれる。これで、一度も泣き叫ぶことはありませんでした。

大人として扱う

あと一つ、子供が、ある精密検査をすることになったのですが、スムーズに進めるために、ドクターが、若干6歳の子供に、検査の目的と方法について、同じ目線でアイコンタクトを取り、聴診器や検温器など触らせたりしながら、懇切丁寧に説明してくれました。

どこまで理解するかは分かりませんが、患者が、怖がらずに検査を受けるためには、心の準備が必要で、時間をかけても大人に対応するようにきちんと説明することは、大切なプロセスだと教えてくれました。検査終了後は、ここでも、ご褒美のステッカー&賛辞&ハイタッチでGood-by. ドクターのスマートな対応ぶりに脱帽しました。

 

コロナの第2波が来ると言われています。国が変われば、それぞれ両面あるわけですが、どちらにせよ、なるべく病院に通わなくてもすむように、自分の体調を維持したいものですね。