ヒュッゲなティーサロン

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ミルクティー(ミルク編)

 

今日は、ミルクティーに欠かせない牛乳の話をしたいと思います。

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牛乳の種類

牛乳は、紅茶のみならず、私の好きな焙煎の浅いタイプのほうじ茶、抹茶など、お茶と相性がいいので、アレンジを楽しめます。ティースクールでも、組み合わせを変えながら、どれが美味しいか、変化はあるかなど、皆で試したことがあり、牛乳の種類が多いことも知りました。

そんな中、もっとも消費され、入手しやすい牛乳は、高温殺菌牛乳と低温殺菌牛乳でしょう。店頭でよく見かけますね。違いは何でしょうか?

<高温殺菌牛乳> 120℃~130℃ 2~3秒間殺菌

70℃以上の熱を加えるとタンパク質が変性し、牛乳独特の風味が増し、一番飲まれている牛乳です。下記写真の項目殺菌に注目して下さい。130℃ 2秒間と表示されていますね。これは、高温殺菌牛乳だということになります。

 

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低温殺菌牛乳> 62℃~65℃ 30分殺菌。

時間をかけゆっくり殺菌することで、牛乳の香りが軽くなり、すっきりした味になります。下記写真も同様に、66℃30分間と記載されています。

 

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(タカシナ乳業さんHPより拝借した写真)

余談ですが、牛乳パックの凹みをご存知でしょうか?

余りしっかり見る事はないかと思いますが、私も教えてもらうまで、どんな意味があるのか知りませんでした。

上記、低温殺菌牛乳の写真左上に凹みがあるので、ちょっと見てみて下さい。凹んでいる牛乳は、生乳100%で作られた牛乳という意味になります。一方、凹みがなく、横水平になっているパックの牛乳は、脂肪分を取り除いたり、バターやクリームを加えたものなど、何らかの調整をした牛乳になります。無脂肪牛乳、濃厚タイプなどはこれに該当します。

このように、ちょっとしたことですが、表示、パックの形状の違いなどから、その牛乳のタイプを知るヒントになるので、購入の際の参考にしてみて下さいね。

お茶と相性のよいミルクは?

さて、皆さんは、どちらの牛乳がいいと思うでしょうか?

一般的に言われているのは、低温殺菌牛乳は、ミルク臭が軽いので、お茶の風味が生きる。と言われていますが、特別決まり事はありません。

ティースクールで、テースティングをしたとき、結局、各人の好みと、合わせる茶葉次第で意見が分かれたことから、どれが正解なのか定かではありませんでした。因みに、紅茶研究家として知られている故磯淵猛氏は、低温殺菌牛乳(ノンホモタイプ)を推奨されています。

前回のブログに投稿しましたが、最近、牛乳より豆乳の方が飲みやすく、牛乳を買う事が減りましたが、誰かのためにミルクティーを作る時は、低温殺菌牛乳を選んでいます。

 ノンホモ・・牛乳に含まれる脂肪球を細かくしていないもの