ヒュッゲなティーサロン 森薫 

お茶とハーブ & セルフセラピーカード

初めての塗香作り(2)

 

塗香や線香、焼香に練香などの原料となる香木の種類はとても多く、各香木の産地や効能、また、塗香と焼香作りに合うものとそうでないものがあり、ワンデイレッスンだけでも奥の深さを知りました。

興味を持った理由として、ハーブやお茶を学んだことから、効能、歴史、逸話など共通している背景もあり、親しみを感じました。

美女の香り

前回は、楊貴妃お気に入りの香り「麝香」をご紹介しました。今回は、世界的美女と言えば、この方「クレオパトラ」の登場です。

クレオパトラは「ローズ」が大好きという話は有名ですが、「乳香」も大のお気に入りだったそうです。

才媛だったと言われるクレオパトラは、男性が持つ武器の代わりに、バラや乳香の香りで、カエサルアントニウスを虜にしたのでしょう。香油を染み込ませた絨毯に自ら包まり、カエサルの元に届けさせた話は、映画のシーンでもお馴染みの場面ですね。

 

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乳香は重要な香り

乳香の別名は「フランキンセンス」。アロマを勉強された方でしたらご存知だと思いますが、大変有名な香りです。

アフリカ、アラビア、ソマリア周辺が産地。カンラン科の幹から採った樹脂を原料とします。効能としては、鎮痛、殺菌、浄化、美肌(クレオパトラは知っていたのですね。)

この乳香は、お線香を作る時に、香りが消えないようにするために、必ず他香木と合わせて入れるそうです。古の人の知恵ですね!

 

乳香とキリスト教

古代エジプトでは、神聖な香りとして乳香が使われていましたが、キリスト教とも深いつながりがあります。キリスト誕生時に、東方の三博士がイエス・キリストに捧げた贈り物の中に乳香が含まれていました。 

正教会の牧師さんが教会で、香炉を振りながら煙をモクモクと出している場面を見たことがあるでしょうか? 何でも、古来より、浄化と祈りのために使われてきたそうです。

 

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私は、心身疲れている時に、気を静めてくれる香りとして、フランキンセンスのアロマオイルを手元に置いています。説明するのは難しいんですけど、樹脂が原料となっているので、スモーキーながら甘さもあり、ちょっと神秘的な香りです。